こんにちは、久留米松陰塾 国分校の池田です。
今回も高校受験にむけて過去問分析をやってみました。
全5回シリーズで掲載します。
初回は 数学編。 2度目は 英語編 3度目は 理科編 でした。
今回の第4回は社会の問題について触れてみたいと思います。
大問6つを45分で解くことになります。大問1,2は歴史、大問3,4は地理、大問5,6は公民となっています。
では詳細を見ていきます。。
平成26年度 | 平成27年度 | 平成28年度 | |
大問1 | 古代から近世にかけての各時代の政治、外国との関係の問題。小問5つ。記述問題はなし。 | 歴史全般についての問題。小問6つ記述問題は、
1.藤原氏が実権を握った理由について 2.参勤交代により各藩の財政が悪化した理由について |
歴史全般についての問題。小問6つ。記述問題は、鎖国を廃止したあと、自国の綿織物業に与えた影響について。 |
大問2 | 近代史の問題。小問5つ。記述問題はグラフを読み取ってその理由を書く。 | 日本と外国とのつながりについての問題。小問4つ。記述問題はないが、グラフの読み取りがある。 | 19世紀以降の日本の歴史について。小問は4つ。記述問題は、1919年から1925年にかけて全人口に対する有権者数の割合が上昇した理由。 |
大問3 | 世界地図に関する問題。小問5つ。記述こそないが、資料を読み取って該当するものを記号で選ぶものが多い。 | 世界地図に関する問題。小問5つ。記述問題は2題。どちらも、資料を読み取ってからの記述。 | 世界地理に関する問題。小問5つ。記述問題は原油の産出量、消費量、輸入量の資料からの読み取り。 |
大問4 | 日本地図に関する問題。小問4つ。記述問題は、資料を読み取ってからの記述。 | 日本地図に関する問題。小問4つ。記述問題は、資料を読み取ってからの記述。 | 日本地理に関する問題。小問4つ。記述問題は、北陸で家内工業が生まれた理由を雨温図から読み取る。 |
大問5 | 公民総合問題。問題が広範囲に広がっている。問1は環境基本法について。問2は三権分立について。
問3は株式会社について。問4は日銀の金融政策について。 問5は国際連合について。問6はエネルギーに関する問題。 |
公民総合問題。記述はないが、問題が広範囲に広がっている。問1はリサイクルに関する問題。問2は三権分立の問題。
問3は需要と供給に関する問題。問4は世界の人口問題。 問5は国連への日本政府の取組に関する問題。 |
公民総合問題。問題の範囲が広い。問1は国際連合について。問2は為替相場について。問3は日本国憲法について。
問4は住民の直接請求権についての穴埋め。 問5は衆議院の解散から新内閣が成立するまでの過程について。 問6はエコレールマークを取得する理由を資料から読み取る。 |
大問6 | 地域経済について。小問は3つ。記述問題は
1.生産者が直接小売業者へ販売を行う理由。 2.町が行う人口政策について資料から読み取れる事柄を記述する。 |
社会保障と日本経済について。小問3つ。記述問題は、資料を読み取って理由を考える。 | 自国の農村の活性化策について。小問は2つ。いずれも資料を読んでから理由を記述する。 |
地理、歴史、公民どれも出題される範囲が広いのが特徴。記述問題は地理、歴史、公民それぞれ2問ずつぐらいは出題されている。
ただグラフなどの資料を読み取る問題は、習ったことのない内容であっても推測はできるように作っている印象を受ける。
社会は理科と同様に出題される範囲が広いということは、裏を返せば学習した分だけ得点を取りやすい(上げやすい)ということです。
試験の傾向を踏まえつつ学習に取り組んでください。
みなさまのご検討を祈ります。
過去3年間の問題が掲載されています。福岡県庁のサイトに飛びます。